用意するもの
最高礼装から遊び用の普段着まで、着物の種類はいろいろあります。
また着物にはルールがあり、立場や着る場所によって細かく決まっています。
「どのお着物をどのような場面で着用するものなのか」を参考にしながら、それぞれの衣装でご準備していただくものをご確認ください。
黒留袖
結婚式での親族、仲人
既婚女性が着用するもっとも格の高い第一礼装です。黒地と白のラインで描かれる気品溢れるエレガントさは他の種類とはまさに別格です。
色留袖
結婚式、叙勲や式典など
既婚未婚問わず着ることができる格式高い衣装です。黒留袖とはまた違った華やかさで、柔らかな品がありうっとりするほど美しいです。
振袖
結婚式、パーティーなど
未婚女性が着られる、もっとも格の高いお着物。お着物の華やかさはもちろんのこと、豪華な帯結びもこだわりの一つとなります。
訪問着、付下げ
結婚式、パーティーなど
フォーマルなシーンから、ご家族でのイベントまで、様々なシーンで幅広く着用できます。
普段着
お食事、街歩きなど
気軽に着ることができる普段着として、小紋や紬など種類も様々。楽しんでお出掛けください。
卒業袴
卒業式
卒業式の晴れの衣装である袴は、明治10代の女学生の制服であったそうで、大変可愛らしいそのスタイルは最近では小学生の卒業式にも多く見られます。
男性 紋服
結婚式(親族、仲人)、式典
五つ紋である紋付羽織袴は男性の第一礼装で、その着姿はとても威厳を感じます。袴は2種類ありまして「行灯袴:マチなし」と「馬乗り袴:マチあり」に分かれています。
男性着物(袴なし)
お洒落着、街歩きなど
お洒落着として羽織と着物を合わせたり、カジュアルに着物と帯の着流しスタイルで気軽に楽しんだり。素材や色味、光沢なども様々あるので、とにかくおしゃれの幅が広がります。
七五三
お子様成長の祝い
神社にお参りに行ったり、お写真を撮ったり、皆さんで会食したり。お子様の成長を感謝し祝い実感できる、とても特別な日です。笑顔あふれる大切な思い出を作ってください。
喪服
葬儀や告別式、法事
五つ紋付きの黒喪服は遺族が着用するものになり、色喪服は法事で着用する事となります。帯は悲しみ事が重ならないように一重太鼓を結びます。
浴衣
お祭り、イベント、遊び
夏の風物詩である浴衣は、最近は街歩きの衣装として見かける事も多くなりました。長襦袢を着用しませんのでとても軽く、素足でラフに楽しむことができます。